★田植え★小学校での有機農業の話 ケロケロ通信 第45号

代かきから田植へと雨も順調に降り、無事に田植も終わりました。
今は、網張りの真最中です。
雨が多くなかなか作業がはかどらないのですが、先日の土曜日も坂口さんや小学校の先生に手伝っていただきました。
網張りの終わった田んぼから、天気を見ながら順次、鴨のヒナを放していきます。
まだまだ、1週間くらいはこの作業をしていますので、暇の取れる方は是非、お手伝いをお願い致します。

昨年の冬から、家内がアルバイトに出ていて、(その事で不馴れな間、配達時間の変更や連絡ミスなど、皆さんには いろいろとご迷惑をおかけ致しました。)

この時期をどう乗り切ろうかと心配していましたが、今年から大学生になった卓馬(長男)に、田植えの間、学校を休ませて、苗運びなどを手伝ってもらいました。
植え易いたんぼでは田植機の運転も練習させました。

最初は複雑な操作と微妙なハンドルのタイミングに戸惑い、とんでもなく時間ばかりかかって、どうなる事かと思っていましたが、何枚か植えるうちに段々と上手になりました。
田植えを息子に任せて、私は次の田んぼの段取りをしたり、植え終わった田んぼの水取りをしたりと、身動きが取れるようになり、今までうまくできなかった田植え時の水の駆引ができるようになりました。

今度はトラクターの操作を教えようと思います。

○今年の作付け

「ヒノヒカリ」味と我家の自然栽培に適した品種。
「滋賀羽二重糯」収量は低いが、日本一のモチ質と味。
「黒糯」自分で改良した品種と早稲種の二種類。
「山田錦」日本酒最適米。(酒造りにこだわるなら酒米から)
※昨年までつくっていた、ユメツクシは、味が蛋白なのと、イモチ病に弱いのでやめました。

○小学校で有機農業の話

ヨーロッパなどでは以前から厳しい基準で制限されてきた環境ホルモンの、猛毒ダイオキシン。
日本でも私の記憶では20年近く昔にその危険性は指摘されていました。
しかしながら日本では例によってズルズルと、非常識な甘い基準で野放しにされてきた結果、今では世界最大のダイオキシン汚染大国になってしまいました。
学校でもゴミ焼却炉の使用禁止の問題から、環境問題への関心がとても高くなっています。

先日、町内の広渡小学校の原先生から合鴨農法を授業に取り入れたいという事で、鴨のヒナを連れて学校に行ってきました。

5年生の会社に農業の事が出てきますが、「農業」で「環境問題」となると、「有機農業」となり、遠賀郡でただ1人実践している我家へ話が来たという由です。

時間内に終わらない位、次々といい質問が出て、少し勉強していかなければいけなかったなと反省しました。
帰りに鴨のヒナをあげる事を約束して帰ってきました。
子供達はヒナを田んぼに入れたいと言い出して、そこで今、学校の花壇を小さな田んぼに変えているそうです。

・・・・・・・今、我家ではちょうどそのヒナ達が卵からかえってきています。きっと楽しくなると思うよ・・・・・・・・。

H 10. 6/23 筋田靖之  093-293-2975

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