ウンカ大襲来!

7月に入って連日の大雨をもたらした梅雨前線に乗って、中国大陸からウンカが大量に飛来しています。
おもに背白ウンカですが、秋に大被害をもたらす鳶色ウンカも混じっています。
背白ウンカです。
久々の大飛来です。
このままだと被害が出るかも知れません。
ウンカの産卵痕です。
昔はウンカが稲の汁を吸った痕だと言われていましたが、茶色くなっている所にある黒い斑点を割ってみると、中に卵があります。
そして産卵痕が茶色に枯れているのはウンカの被害だと思われていたのですが、稲自らが枯れることで、ウンカが卵から孵ってくるのを防ごうとする防御機能だということが最近になって分かってきました。

これらを迎え撃つのが、益虫といわれる田んぼの住人たち。
クモやアメンボ、トンボ、カエル…
外からは風が吹き抜けて行くだけの静かな田んぼに見えるけど、中ではいろんなドラマが繰り広げられている劇場です。
田んぼって面白い!

さてさて、今年のドラマはどうなっていくのか、しばし静観です。

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