★暑中お見舞い★晃司のバードウォッチング4 ケロケロ通信 第32号

暑中お見舞申し上げます。

◇田植えから縄張りと、あの忙しい時期、援農という事で皆さん大変お世話になりました。
ありがとうございました。

冷夏だ冷夏だと噂されていたこの夏も、梅雨が明けてみると、連日の猛暑、我家のビニールの消費量もグンと跳ね上がりました。
この暑さ、人間にはちょっとこたえるけれど、しかし、稲も鴨達も(草も…)見違える程の勢いで、ぐんぐんと育っています。
この猛暑の中、我家では田の草取りの真っ最中です。
でも水の中の仕事だから、見た目より辛くない。
(・・・・・腰は痛いけど・・・・・)これも7月いっぱいを目標に取り上げてしまいます。

◇我家の稲作りの考え方について触れておきたいと思います。
我家では、もう7年間農薬や化学肥料も使いません。
有機肥料(骨粉や油カスなど)や堆肥(家畜のエサは輸入)などを投入することは、自然永続循環型の農業とは言えないような気がします。
それで、自然の力だけで稲を作ることに努めてきました。

まわりからは「そんな事をしたら2~3年で米は取れなくなるだろう」と言われました。

ところがどうでしょう。
肥料をやめて、3年、4年と経過する程、良くなってきました。
土が年々肥えてくる感じです。

それには太陽エネルギーを有効に使う事が大事です。

うちの田んぼは冬草をたくさん繁らせる事で、冬や春先の太陽エネルギーを草に吸収させておいて(デンプン)それを稲の肥料に使っているのです。
極力自然の力を使いムダな成育をさせない、そのせいか味まで良くなってきたような気がします。

●晃司のバードウォッチング(4)

《ハクセキレイ》
7月17日、学校に行く途中、家の近くのうちの田んぼの所にいました。
飛ぶと白と黒のまだら模様で、とくに白が目立ちます。
うちのジュウシマツがにげ出したんじゃないかとまちがえそうな感じです。
2~3年前、うちの家を縄張りにしようとしたハクセキレイがいました。
それがうちのトラックのバックミラーばかり、攻撃をしかけてくるのです。
ミラーに映るもう1羽の自分と縄張りあらそいをしているのです。
何日も何日もひっきりなしにするものだから、バックミラーはボロボロになってしまいました。
お父さんはそれでとうとうそのハクセキレイをつかまえて、宗像まで持っていって放しました。

募金のお知らせ

農災遺児の心の傷を癒す『レインボーハウス』を建てよう!
今年のあしなが育英会活動のテーマとなりました。
農災で親を亡くした子供たちは、日に日に心のキズが深まっています。
寂しいとき、心の中のモヤモヤを何かにぶつけたい時、がまんするだけでなく、話を聞いてもらったり、一緒に遊べる場所、いつでも気軽に立ち寄れ、行けば安らぎと、生きる勇気が生まれる所、そんな『レインボーハウス(虹の家)』の建設が急務です。

建設には7億円の建設費が必要です。
『虹のレンガ1枚千円』募金キャンペーンにご協力お願いします!!
『レインボーハウス』には、『黒い虹』を描いた子供たちの心に、きれいな七色の虹を取り戻せるようにとの願いがこめられています。
みなさんの愛で『虹の家』建設を応援して下さい。
安部初子

お母さんのコーナー

阪神大震災からまもなく1年半を迎えます。

4~5日前、朝日新聞にそれに対する世論調査が掲載されていました。
大震災の場合、生活再建のために被災者個人に対して、国が何らかの補償をすべきだという声が圧倒的に多いのです。
私は先日、阪神大震災のアサヒグラフの写真集を見ましたが、生活状況はちっとも良くなっていなくて、今さらながら大変さを痛感しました。

岡垣にお住まいで、ご主人と電気店をしている安部さんという方がいます。
お父さん、姉妹さん達がこの前の震災の被災者です。
そういう事もあってか今まで他のボランティアに熱心だった安部さんが、今度は震災遺児のためのボランティア運動を始めました。
「子供の頃から、自分の母親が近所の若いお母さんの育児の手助けをしているのを見たり、自分達姉妹に愛情をいっぱいそそいで育ててくれたから、自分も人にやさしくできるのかな」とおっしゃっていました。

安部さんの便りのあしなが育英会というのは、病気や震災遺児など、親を亡くした子供に奨学金を貸し付けているボランティア団体です。
個人では何もできませんが、このチャンスに協力できればと思います。

《あしなが育英会》
 ・口座番号(郵便局)
  00130-1-656721
 ・加入者名
  あしなが育英会
  「虹の家」建設口

編集 中2 筋田泉紀 7月22日(月)

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