★米や野菜のクレーム★我が家の栽培理念 ケロケロ通信 第44号

ようやく、待ちに待った天気になり、田んぼを耕す事ができました。
本当に今年は雨ばかりで、それも洪水になる程の雨で田んぼはドボドボ。
田植えまで1ヶ月を切って、このまま梅雨入りしたら、もしかしたら今年は田んぼを鋤けないのじゃないかと本当に心配していました。

ちょっと一安心しました。

それでも、どうしても鋤く事のできない田んぼが1枚あって、どうしようもないので、不耕起栽培(田鋤きや、代かきなど、何もせずに、直接田植えをする方法)に挑戦してみようと思います。
まず、草がボウボウに生えた田んぼに親鴨をしばらく放しておいて、草を踏み潰してなくなったところで、田植えをして、今度は子鴨を放します。

・・・・・うまくいけばいいのですが・・・・・

●米や野菜のクレームは どしどし言ってください

先月の米で「味がまずい」とおっしゃる方がいました。

…こういう電話は とてもありがたいのです。
何も言わずに突然やめてしまわれると、対策のしようがありません。
でもクレームの電話をしていただく事で、「何が原因だろうか」「どうすればいいのか」と、こちらで対応するチャンスができるし、結果的に品質向上につながるからです。

・・・・同じ高家地区の米といっても、やはり田んぼごとに味が違います。

栽培方法でも変わります。

でも先月の米は先々月と同じ田んぼの米です。

たしかに乳白米などが少しあって品質は悪かったと思います。
これは白葉枯れという病気が少し出たためですが、味にはそう影響がありません。

先々月と違うと言えば、近所の農家の人達が「米はやっぱり白く精米した方が美味しい」などと言っていた話につられ、つい精米機のウエイトを重くして、精白度を上げた事ぐらいかな。
(精白度を上げると 米が熱を持って、逆に食味が落ちる。
・・・・やはり機械にあった程度の精白度があるのでしょう。)

しかし、同じ時についた他の袋と交換してきたのですが、それは美味しかったという事で、結局、今のところ原因がわかっていません。

でも、クレームは遠慮せずにすぐ電話をして下さい。
いろいろ勉強になります。

●我家の米や野菜の栽培理念

我家では有機農業を続けていますが、これは命を大事にする生き方の農業です。

土の命、作物の命、人や動物の命、地球の命、それらを大事にする農業です。

そして命を大切にするという事は自給的農業でなければなりません。
(自分達の命だけを大事にするのではなく、世界中の命も大事だから・・・・)

『我家の米』無農薬、無肥料栽培

米は稲という草体の中のほんの種子の部分だけしか収穫しません。
そんなに肥料は要求しないのです。
冬草を繁らす事で、冬や春の太陽エネルギーをデンプンに換えて蓄えてくれます。
それで充分です。

『某有機栽培』農薬を使っている人が多い。

化学肥料をあまり使わないし、有機肥料を使う事だと思っている人が多い。
有機肥料の多くは輸入品であり、海外から収奪してきただけでなく、遺伝子組換物も多く混入している。
堆肥もその牛やブタ、ニワトリの餌がほとんど輸入飼料で遺伝子組換、ポストハーベスト農薬、成長ホルモン、抗生物質などの添加物だらけで、堆肥だからといって安全とは言えない。

『某無農薬』化学肥料を使っている。

化学肥料も農薬程の害になる。
中には、除草剤を農薬と思っていない農家がいて、除草剤を使っているのに無農薬だと言っている人もいる。

5/25  筋田靖之  TEL 093-293-2975

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