筋田農園のこだわり
作物は本来、肥料を使わなくても育つもので、大地から栄養を吸収し、太陽の光を受けて光合成をおこない育つものです。ヒトと同じく、作物も甘やかして育てると貧弱に育ち、自然の中で厳しく育てると力強く育ちます。もちろん、自然の中で力強く育つための手助けも必要です。当農園が生産する高家地区の稲の生産では、生産方法を工夫し、手間を掛けることで、無肥料栽培でも十分な収量を得ることができています。農産物の生産は少なからず環境に負担をかけてしまいます。当農園では稲やその土地が本来持っている生産力以上の収量は望まず、将来に渡り何世代も米作りが続けられるよう、生産に取り組んでおります。
これらのこだわりを持って皆さまに自然の恵みを提供し続けていければと思っております。
筋田農園の生産物
筋田農園の有機農業のはじまり
きっかけは1983年でした。
父(靖之)が、1983年頃、宇根豊さん(現在の「農と自然の研究所」代表理事)に出会ったことから、一番の農薬被害者は、農薬を散布する農民自身であることを知り、自身や家族の健康のために、減農薬運動に参加しました。そのなかで農薬や化学肥料、過剰な有機肥料が計り知れない環境汚染を引き起こすことを知り、1988年から農薬と化学肥料をやめて本格的に有機農業を開始しました。その後、有機肥料も使用しない自然農法に移行し、現在に至っています。2016年には、私(晃司)が父(靖之)の農業を引き継ぐべく筋田農園を法人化すると同時に、代替わりを行いました。これまで筋田農園を支えて下さった皆さまに感謝の気持ちを持って、これからも環境にも体にも安全でやさしい農産物を作り続けていきたいと思っております。