背白ウンカ防除

ウンカの様子を見ていましたが、ほとんどの田んぼでは自然に減ってきて問題ありません。
でも、糯を植えている田んぼだけは大繁殖してきました。
特に黒糯は枯れそうな部分が相当広がってきています。
こうなると、どうしても防除が必要になってきます。
といっても、使うのは天ぷら油の廃油です。

田んぼの水を一旦落としておいて、水口に油をつるします。
袋の底に小さな穴をあけて油を垂らします。
田んぼに水を汲み込みながら水と一緒に田んぼ全面に広げます。
水面に薄く広がった油膜が、ハエ捕り紙のように降りてきたウンカをとらえます。
ウンカの幼虫は稲から稲へ移動するときに直接飛び移らず、
一旦水面に降りてから飛び移っていきます。
使う油は1反当たり1㍑程度、3日もすれば微生物が分解して肥料に変わります。
また、紋枯れ菌にも効果があるみたいですね。
でも、できれば使わない方がいいのですが…
…死ぬのはウンカやコブノメイガの幼虫だけでなく、クモやアメンボなどの天敵も死んでしまいます。
天敵が少なくなると、秋にウンカが再び大発生する可能性があるからです。

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